Q1 中澤選手は少年時代、どのような環境ですごされましたか?
中澤 生まれ育った所は、虫や生き物がたくさんいて、自然がとても多い所でしたね。埼玉の地元の小学校に通っていました。
Q2 サッカーを始めたきっかけとその時期は?
中澤 5年生の時にサッカー少年団ができたのですが、その時は興味がなかったですね。6年生の時に友達がサッカーを始めたので僕もやってみようと思って始めたのがきっかけです。
Q3 どのようなポジションでプレーをしましたか?
中澤 本当はフォワードがやりたかったのですが、背が大きかったという理由でディフェンスでした。
Q4 少年時代を振り返って中澤選手はどんな選手だったと思いますか?
中澤 6年生から始めたこともあって正直下手でした。周りの選手の方が断然上手でしたね。
Q5 Jリーガーになるまでの道のりを教えてください。
中澤 高校選手権出場が出来ずプロ選手になるためにブラジルに渡りました。ブラジルでプロ選手を目指していたのですが、叶わず帰国しました。
それでもプロへの道は諦めず、日本でプロになるために、Jリーグの各クラブに連絡しましたが、ほとんど断られました。でも、いつチャンスが来るかわからないので、母校の高校で後輩たちに混じって練習をさせてもらっていました。母校がヴェルディ川崎のユースと練習試合を行う時に、20歳ながらこっそり高校生に混じって試合に出ました。
試合後、当時のユースの監督に、ダメ元で、練習生にしてほしいとお願いをして練習生になることができ、1年後にようやくプロサッカー選手になることができました。
Q6 少年時代に憧れていた選手は?またその理由を教えてください。
中澤 小学生の頃は特にいませんでした。中学3年生から高校にかけては、カズさん(三浦知良選手)に憧れてプロ選手になりたいと思いましたね。ディフェンスなのにカズさんを目標にするのは間違っているんですけど、カズさんみたいにうまくなりたいって思っていました。本来なら井原正巳さんなどを目標にしないといけないのにカズさんでした。(笑)
Q7 少年時代に強く印象に残っている出来事を教えてください。
中澤 試合に負けたら、点差×10周を走らされていたことですね。(笑)0―3で負けたら30周ですよ!
Q8 サッカーが上手になるために僕たちに必要なことを教えてください。
中澤 小さなことでも良いので、目標を持つことが大切だと思います。目標を持つことで、今何をしなければいけないかを自分で考えることができます。上手になりたいと思うなら、今という時間を無駄にしないこと、そして何よりサッカーを楽しむことが大切です。
Q9 試合で大切なことは何だと思いますか?
中澤 相手に負けないという強い気持ちをもつこと、それをプレーで出せることが大切だと思います。
Q10 中澤選手の今後の抱負を聞かせてください。
中澤 今年は1年間ケガをしないで、リーグ戦全試合に出場したいです。そしてマリノスではタイトル獲得、日本代表ではW杯出場という目標に向かって頑張っていきたいと思います。より多くの子供たちに夢を与えること、そして他のどの選手よりも中澤佑二を愛してもらうことです!
Q11 最後にあざみ野FCの全選手へのメッセージをお願いします。
中澤 僕も目標に向かって頑張っていきますので、みんなも目標に向かってサッカーを楽しむことを忘れないで頑張りましょう!
(ど・り・ぶ・る第27号より)

